【Windows】エクスプローラー検索でファイル内容が探せない原因と対処法

2025/09/19

ツールや効率化

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そのメモ帳、検索”非対象”かも?Windows Search




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Windows検索でテキストがヒットしない理由


エクスプローラーのファイル内検索が、「テキストファイルの内容には」ヒットしない場合、原因は「ファイルのエンコーディング(文字コード)」にある可能性が高いです。

よく言われる『ウインドウズサーチの設定変更』に5時間を費やしていませんか?
(それは私)

Windows環境では、「UTF-8(BOMなし)」で保存されたテキストファイルが、エクスプローラーの検索機能で内容をインデックス化できず、検索に引っかからないという現象が頻繁に発生します。

これはWindowsの検索機能の仕様(制約)によるもので、長年多くのユーザーが遭遇している既知の問題です。



検索ヒットしない原因:UTF-8(BOMなし)の罠

Windowsエクスプローラーの検索機能は、ファイルをインデックス化する際に iFilter(プレーンテキストフィルター) という仕組みを利用します。

このiFilterは、以下のようなエンコーディングを正しく認識します。

✓ エンコーディング

・BOM付きUTF-8

・UTF-16

・ANSI(Shift JIS)

しかし、「BOMなしのUTF-8(=単なるUTF-8)」で保存されたテキストファイルは、このフィルターが正しくエンコーディングを識別できず、中身がバイナリデータ(01データ、二進法データ)として扱われることがあります。
そのため、ファイル名では検索できても、ファイル内の単語では検索にヒットしないという事態が起こります。

解決策と実務的な選択肢

1. すべてのファイルをBOM付きに一括変換する(私的に王道)

この問題を根本的に解決するには、検索対象のテキストファイルをすべて「BOM付きUTF-8」に変換することが最も確実です。

(ターミナルなどで)PowerShellを使うと、以下のスクリプトで一括変換が可能です。


Get-ChildItem -Path "C:\対象フォルダ" -Recurse -Filter "*.txt" |
  ForEach-Object {
    $content = Get-Content $_.FullName -Raw
    [System.IO.File]::WriteAllText($_.FullName, $content, (New-Object System.Text.UTF8Encoding($true)))
  }

 ※『対象フォルダ』部分を編集・指定して実行すると、そのサブフォルダ含めたすべてのテキストファイルが BOM付きUTF-8 にすぐに変更・上書き実行されます。
(すぐ後ろの”-Recurse ”を削除すると指定フォルダのみで実行されます)


この方法の注意点は、**元ファイルを上書き保存するため、必ず事前にバックアップを取る**ことです。

間違いなく「対象フォルダ」部分を編集して、ターミナル powerShellに貼り付けると変換が始まります。

スクリプトやコードファイルはBOMなしが国際標準とされるため、誤って変換すると互換性の問題を引き起こす可能性があります。



2. 別の検索ツールを併用する(手軽な解決策)

既存のファイルを変換せずに、検索だけを別のツールに任せる方法です。


『Agent Ransack』
 高機能なファイル検索ツールで、インデックス不要、BOMなしUTF-8にも対応しており、非常に強力です。


『Everything + Contentプラグイン』
ファイル名検索が爆速なEverythingに、ファイル内容を検索するプラグインを追加する方式。


この方法は、既存のファイルを一切変更しないため安全性が高く、既存の作業環境を壊さずに問題が解決できますが、そのツールの使い方を覚える手間がかかりますね。



3. ファイル種類ごとの個別運用ルール

   文書ファイル(.txt, .md, .logなど): Windows検索の利便性を優先し、BOM付きUTF-8で保存します。Notepad++をインストールして設定を変更することで、新規作成ファイルを自動的にBOM付きで保存できます。
(win標準メモ帳でエンコードのデフォ設定できればインストしなくていいんだけど…)

   スクリプト・コードファイル(.js, .py, .shなど): 互換性を重視し、BOMなしUTF-8を徹底します。これにより、他の開発環境やプラットフォームとの整合性を保つことができます。

   既存の大量ファイル: 無理に一括変換せず、検索用に外部ツールを併用します。今後のファイルだけ上記ルールに沿って保存することで、徐々に環境を整えていくのが現実的です。



最後に

この問題は、Windows環境に特有の仕様から発生するもので、現代的なWeb開発やプログラミングで主流となっているBOMなしUTF-8と、Windowsのレガシーな検索機能との間に生じる摩擦と言えます。

一見、単純なトラブルに思えますが、その背景にはエンコーディングの歴史や各プラットフォームの設計思想が隠されています。

もしWindowsエクスプローラーの検索でお困りであれば、ご自身のファイルの種類や作業環境に合わせて、最適な解決策を選んでみてください。


個人的な状況を書かせてもらうと、Windowsの標準メモはデフォルト保存で『ボム付きUTF-8』にしてほしいです(=個人作成の分は全部「ボム付き」が最適解)。
コードやプログラムは使用時には .py などに拡張子を変更し、その時にエンコードも調整する自然な流れで問題ないのではと。
.txt ファイルが『BOMなしUTF-8』でなければならない場面は、何らかの理由でコードとして食わせる予定のテキストファイルとか?w

 


遊び:エモい念押し生成

この記事にたどり着いたあなたへ:探していた答えはここにありましたか?

もしあなたが「エクスプローラー 検索できない」「ファイルの中身 検索」「Windows Search 動かない」といったキーワードでこのページにたどり着いたなら、もしかすると、数時間も「インデックスの再構築」や「サービスの再起動」を試して、それでも解決しなかったかもしれません。多くのサイトで書かれているような、ありきたりな検索設定トラブルシューティングは、実は根本的な解決にはなりません。

あなたが遭遇した問題の根本原因は、OSの設定ではなく、ファイルの保存形式、つまり「文字コード」にありました。 「メモ帳」や「VS Code」などで作成したテキストファイルが、見た目は同じでも内部的なエンコードが違っていたのです。

特に、Windows 10Windows 11の環境で「UTF-8」を標準として使っていると、この問題は頻繁に発生します。 「BOM」が付いているか、付いていないか。このたった3バイトの違いが、Windowsの検索インデックスに認識されるか否かを分けていたのです。

この記事で紹介したPowerShellスクリプトや、Agent RansackEverythingといった外部ツールの活用は、この問題を確実に解決する実践的な方法です。 もう「ファイル内検索が機能しない」というストレスから解放されましょう。 あなたの貴重な時間を無駄にすることなく、探している情報にすぐにたどり着けるよう、この記事が役立つことを願っています。

 

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