10.22
バルチック海運指数の週足チャート、ドライバルクの基準運賃で郵船・商船三井・川崎汽船などの業績に直結しています。日毎でしか価格発表しないのでヒゲが少ないのは仕様です。
表示は移動平均線、雲、MACDです。
ローソク足は前週が大陰線、今週が普通の陰線です。ローソク足自体に強い下げサインが点灯しているとは思っていませんが、バルチックは価格帯に関心を持っています。
長期で見ると2000を境にして抑え込まれていました。
また、5000より上はトレンドではなく突発的な上昇ゾーンと定義しています。
目先は天井圏での反転が起こっていて、2000~5000の滞在を通り越して10000を目指す動きはあまりにも出来すぎです。
もしそれが起こるなら、60歳以下の人が経験したことのないインフレになるくらいの情勢変化を伴うでしょう。
1970年代にオイルショックがあり、それ以前はガソリン1リットルは50円、灯油20円が市民感覚でした。
5年程度の期間でガソリン100円、灯油50円が当たり前になり、2度と以前の価格に戻ったことはありません。
その時を同じくして日本中のすべての物価が1.5倍から2倍に上がりました。
しかし70年代のショックは高度経済成長の代償でした。給料もアホほど上がっていました。
2020年代のオイルショックは、政治が失敗したツケを嘘みたいなインフレによって贖うでしょう。
バルチックに戻って、サイクル視点で見ればチャート右下の黄色円=一目雲の上限付近を目指す予想です。
買い方は10000を期待して失望するより、下がると思っていたほうが精神的に楽です。
ドライバルクの運賃は大手3社の利益のシュア1割なので横目で見るくらいの位置付けです。
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